弁護士 水野 博文
Hirofumi Mizuno

解決事例
- 裁判で仮眠時間の労働時間性が認められるとともに、固定残業代制度が無効と判断された事案
- 退職合意が否定され、未払いの賃金2600万円、残業代240万円が認容された事例
- 労働審判で会社側の残業許可制に関する反論が認められず、残業代150万円が認容された事例
- 残業代約3300万円を請求されたが、労働審判で2800万円の減額に成功した事例
- 懲戒解雇が撤回されるとともに管理監督者性が否定され、約550万円の解決金を獲得した事例
- 雇止めの有効性を争い、解決金として約1000万円が支払われた事案
- 降格で減額された差額の支払いを求め、解決金200万円を獲得した事例
インタビュー
弁護士水野博文が大切にしている信念について知っていただき、当事務所へのご相談やご依頼を検討中の方が、最初の一歩を踏み出す助けになりましたら幸いです。
本インタビューでは、弁護士としての活動において心がけていることについてもお話ししておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
弁護士を志した理由
地元の困っている人を助けたかった

ーー 弁護士を志した理由を教えてください。
私の実家は、岐阜県で江戸時代から鰻屋を経営しています。
長男である私は、高校2年生までは家業を継ぐつもりでした。しかし、長年にわたり地元の友人に助けられたこともあり、鰻を焼くこと以外の形で貢献できる仕事をしたいと思っていました。高校3年生になり、将来の進路を真剣に考えたとき、自分の思いを実現する仕事として「弁護士」が合っていると考え、志すことを決めました。
ーー 老舗の稼業を継がないというのは、大変な決断ですね。
家業を継がないと告げたとき、数週間は誰も口を聞いてくれませんでしたが、現在は家族の理解も得られており、自由に進路を決めさせてくれた家族に感謝しています。
ーー 弁護士を志望した動機が日々の業務にどのように影響していますか。
人のトラブルを解決するには、どのような悩みや問題を抱えているのか、きちんと話を聞くことが大切です。
弁護士は、自身の知識や経験に基づいて、その範囲内で問題を解決しようとする傾向が強いと思います。もちろん、知識や経験が役立つことはあります。しかし、過去に似た事件を経験していても、あくまで「同じような事件」であって全く同一ではありません。じっくり相談者の話をお聞きすると、想定とは全く異なるケースも少なくありません。
そのため、私は、日々の業務において、背景事情も含めて幅広くお聞きするため、可能な限り難しい法律用語を使わずに質問するなど、聞き方に工夫をこらしています。また、時間の経過とともにお気持ちに変化が生じることもありますので、依頼者と密に連絡を取り、お悩みを伺うようにしています。
かつて、地元の友人が「人間の耳が2つあり、口が1つしかない理由は、話すことの2倍、人の話を聞くためだ」と言っていました。その言葉の大切さを日々実感しています。
弁護士としての活動
民事・刑事問わず幅広い分野に携わる

ーー 弁護士として、どのような案件を取り扱っていますか?
民事・刑事問わず、幅広い分野の業務に携わっています。
当事務所の得意分野である労働問題はもちろん、刑事、交通事故など、様々な分野を担当しています。弁護士の業務は、民事と刑事に分類されますが、両者は相互に関連することが少なくありません。例えば、解雇について依頼をいただいた後、業務上横領などの刑事事件に発展するケースがあります。そのため、幅広い知識を身に付け、様々な分野の経験を積むことが、問題の解決に役立ちます。
幅広い分野を担当している強みは、複眼的な視点から将来生じる可能性のあるトラブルやリスクを想定し、事前にアドバイスを提供できることです。トラブルやリスクに事前に対処することで、事後対応と比べて時間と費用を削減することができます。
ーー 弁護士の仕事にやりがいを感じるのは、どのようなときですか?
依頼者の利益を実現し、満足いただける形で事件を終了できたときです。
例えば、事件が終了した際、対面やメールにて、依頼者から感謝のお言葉を頂くとき、やりがいを感じます。「裁判で勝ったときが一番嬉しいでしょ?」と言われることがあります。もちろん、勝訴判決は依頼者の利益につながるため、やりがいを感じる場面の1つです。しかし、事案によっては、判決に至るまでの期間や精神的な負担を考えれば、交渉や和解で早期に解決した方が、依頼者の利益が大きいこともあります。
そのため、私は、判決、和解など、終了の形式にこだわらず、依頼者に納得していただける形で事件を終えることを目標に日々の業務を行っています。
ーー ところで、話はすこし変わりますが、水野先生は、ご趣味はありますか?
幼い頃から野球やサッカーをしていたこともあり、よくスポーツを観戦します。
スポーツ観戦は、一喜一憂する楽しみもありますし、契約更改、出資関係などの契約関係や経営に関する部分も面白いです。また、旅行も趣味です。車や電車で各地を巡っていると旅行先の人々と交流できることに加え、地域の歴史や食文化など多くのことを学べるので、連休があればよく旅行をしています。
関西と関東では、鰻の焼き方、捌き方やたれの濃度なども異なりますので、その点を旅行先で確認することも旅行の楽しみの一つとなっています。
弁護士としての心構え
日々の修行、継続的な努力

ーー 弁護士として心がけていることはありますか?
弁護士は、依頼者の利益を最大限に実現するよう努力するのは当然であり、客観的・第三者的なアドバイスを心がけています。
感情が先行することで、本来であれば早期に解決できた事案にもかかわらず、適切なタイミングを逃し、事件を長期化させ、最終的には依頼者の利益にならない場合もあります。そのため、私は、裁判例や経験などを交え、今後の展開を見通しつつ、客観的かつ第三者的な視点からもアドバイスすることを意識しています。
ーー 座右の銘はありますか?
鰻屋の世界には、「串うち三年、焼き一生」という言葉があります。
様々な解釈のある言葉ですが、私は、鰻を焼き、うなぎ丼を一杯完成させるためには、試行錯誤をし、継続的な修行が必要だという意味で捉えています。この考え方は、弁護士の仕事にも通ずるものがあると考え、日々の業務を行っています。
将来目指す弁護士像
弁護士の経験を武器に、地域社会に貢献したい

ーー 今後積極的に取り組んでいきたいことはありますか?
私が子供の頃は、携帯電話はメールや電話をする程度のものでした。商品を注文したり、遠方の人とリアルタイムにやり取りできるツールになるとは想像もしませんでした。
通信技術等の発達に伴い、生活が便利になるとともに、経済の発展スピードが非常に速くなっています。生活様式が変化すれば、法律問題も必然的に生じます。新しい問題にも迅速に対応できるよう、最新の情報を取り入れ、知識を深めていきたいです。
ーー 弁護士として目指す方向性や理想像はありますか?
弁護士を目指した理由に関連しますが、最終的には自身の知識や経験を地元に還元し、様々な問題を解決できる弁護士になりたいです。具体的には、地元の飲食店など、中小企業の企業法務や、一般民事を扱う弁護士を目指しています。
中小企業は、大企業に比べ、契約関係が書面によって適切に管理されていないことも少なくありません。仮に管理されていても、内容が最新の法令に対応していない場合も多く見られます。特に地方の中小企業では、社員数も少なく、問題があるとは認識しながら、様々な理由で対処できていない現状もあります。将来的には、そのような企業を減らし、少しでも地域社会に貢献することを目標にしています。
企業法務においては、労使双方の立場で、物事をバランスよく理解する必要があります。偏った知識や経験では見立てを誤り、アドバイスが不正確になるおそれがあるからです。そのため、分野を問わず、幅広く事件に携わっていきたいです。
ーー 最後に、弁護士に相談するか迷っている方にメッセージをください。
「こんな問題を弁護士の先生に相談してもいいのですか?」と仰る方がいます。
しかし、弁護士に相談してはいけないことなどありません。法律問題は、誰にでも生じている可能性があるため、相談の経緯や周辺事情を伺う中で、重大な法律問題を発見できるケースもあります。お悩みを抱え込んでいる間にも時間は過ぎてしまいます。小さな問題だと思われることでも、積極的にご相談いただくことをおすすめします。
