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弁護士 鯵坂 和浩

弁護士 鰺坂 和浩

Kazuhiro Ajisaka

経歴

  • 東京大学工学部航空学科卒業
  • 新聞社、IT企業等、複数の事業会社を経験
  • 都内特許事務所にて弁理士・弁護士として10年勤務
  • 弁護士法人浅野総合法律事務所

保有資格・所属団体等

解決実績

  • 令和2年(ワ)3594号損害賠償請求等事件
    著作物であるソフトウェアの独占的利用許諾を侵害する態様による複製・公衆送信について、損害賠償請求の認容を得た事例

インタビュー

弁護士鯵坂和浩の仕事への情熱や、依頼者の皆様に伝えたい思いを知っていただき、当事務所へのご相談やご依頼を検討されている方々に、安心して相談できる雰囲気を感じていただければ幸いです。ぜひ、インタビューをご覧ください。

本インタビューでは、弁護士として業務に取り組む際に大切にしている信念についてもお話していますので、ぜひ参考にしてください。

弁護士を志した理由

知財立国を担う専門職を志す

弁護士を志した理由を教えてください。

特許事務所に勤め、弁理士試験を受験していた頃、政府が「知財立国」を唱え、知的財産の保護・活用を重視する政策を打ち出しました。

当時、弁護士の主な業務は、特許庁に対する手続き代理であり、知的財産に関する訴訟や交渉といった係争は弁護士が担っていました。現在は、司法改革で一部の業務は弁理士だけでも可能ですが、当時の弁理士には不可能でした。単なる手続き代理ではなく、訴訟や交渉も手がけたいという思いが強くなったため、司法試験に挑むことにしました。

試験に向けて勉強していくうちに、知財以外の分野も幅広く手がけられるようになりたいと思い至るようになりました。

弁理士として経験は、現在の仕事に生きていますか?

弁理士業務は、書面の作成や証拠の認定、依頼先企業の特許担当部門や発明者との打ち合わせを通じて解決を目指すといった点で、弁護士業務と共通する部分が多いです。

当事務所は、複数の弁護士が協力して業務を担当することを強みとしているため、複数の弁護士が関与するほか、提携している他の士業等の専門家とも協同することがあります。こうしたチームでの業務においても、弁理士としての経験が生きます。

現在も知財関係の事件を複数担当しており、そちらの事件処理においては、これまで弁理士として培った経験を役立てています。

弁護士としての活動

依頼者からの感謝が仕事の糧

現在、弁護士として、どのような案件を取り扱っていますか?

知財専門でしたが、現在は企業法務を広く扱っています。また、第一東京弁護士会において法律相談委員会の部会長を務め、弁護士会の法律相談も多く担当しているため、消費者事件や、家事事件、債務整理・破産、交通事故といった個人のお悩みも得意です。

弁理士経験があることに着目されがちですが、専門にこだわることなく、幅広い経験を活かせるのが私の強みです。

弁護士としての仕事にやりがいを感じるのは、どのようなときですか?

事件の処理にあたって依頼者から感謝されたときです。

訴訟を担当しても、判決に至ることは少なく、勝訴しても判決が実現できないこともあります。訴訟に至る前に交渉で解決したり、和解で終えるケースの方が多いため、解決には譲歩を求められることもあり、依頼者の希望に沿った解決となるよう尽力しても全て叶えられないことも少なくありません。それでも、依頼者に解決について納得いただき、感謝されたとき、努力が報われたと感じます。

以前に相談された依頼者から再度連絡をいただいたり、紹介を受けたりする際に、特に信頼を実感しています。

ところで、話は変わりますが、鰺坂先生はご趣味はありますか?

いろいろと手を出してきたため趣味は多いですが、最近は「カメラ」です。

写真を撮ることも好きですが、カメラそのものの収集や、写真を撮らずにただ操作したりすることも好きです。子供の頃から機械を分解するのが好きで、大学も機械系だったので「メカ好き」です。古いカメラは、今は電子制御されている機能も、機械的に実現しているので、構造が分かりやすく、とても面白いです。

デジカメが普及し、スマホのカメラも優秀になったので、フィルムは過去の遺物となっていますが、青少年の頃は手が出なかった高級カメラも、今なら手頃に入手できます。

ネット上には分解・修理のマニュアルや情報などもあふれていますが、昔のカメラはものによって内部構造が異なるため、「開けてみないとわからない」という楽しみもあります。その点は、定型的に処理ではなく、個別事情に合わせて対応しなければならない弁護士業務に通じる点でしょう。

弁護士としての心構え

客観的な側面から物事をとらえる

色々な弁護士がいますが、自分はどのような弁護士だとお考えですか?

よくいる弁護士の中では、ITや技術について少し詳しいかな、と思っています。テレビに出るような派手な活躍よりも、頼ってくれる目の前のお客様を大切にしたいです。

あまり感情を表に出すタイプではなく、淡白に見られることが多いですが、逆に言うと、冷静に、客観的に物事をとらえられるというメリットがあると考えています。冷淡に見られがちな分、依頼者の感情をきちんとくみ取って事件の解決に導くことを心掛けています。

弁護士として心がけていることはありますか?

法令、判例を知るのは当然ですが、何事においても最新の情報を取得するよう心がけています。法改正があった際は、所内で勉強会を開催するなどして知見を深めています。案件の進め方については、事務所内で他の弁護士と協議したり、意見を求めるなどして多角的な視点で進められるよう努めています。

当事務所には、多様な経験を有する弁護士が在籍しており、一人では気づけなかった視点を見つけ、依頼者にとって有利な解決を進めることができます。機械的に処理するのではなく、依頼者の状況など個別事情に合わせた処理を行うよう努めています。そのために、依頼者には、都度ご報告を差し上げ、ご要望をお聞きすることを重視しています。

弁護士として目指す将来像

タフな弁護士を目指す

今後積極的に取り組んでいきたいことはありますか?

これまで立ち遅れていた裁判手続のIT化が、コロナ禍を機に進む中、弁護士業務も、ますますIT化を進めていきたいと考えています。

遠隔地の方や、高齢者、体の不自由な方、小さい子供がいる方など、来所相談が難しい方も気軽に相談できるよう、法律相談のIT化は必須であると考えます。その他にも、新しい技術の活用には、積極的に取り組みたいと考えます。

理想とする弁護士像を教えてください。

「タフ」な弁護士です。身体的に頑丈なのはもちろんですが、交渉や訴訟において、良い意味で「しぶとい」と思わせる弁護士が理想です。「しぶとい」といっても「頑固」「わからず屋」にならないよう、状況をきちんと把握し、落とし所も踏まえて対抗できる「タフ」さが、私の目指す理想像です。

当然、知識や経験は、相手が一目置くくらいでないといけません。自分が理想とする「タフ」と名乗るにはおこがましいですが、そうなれるよう日々精進しています。

最後に、弁護士に相談するか迷っている方にメッセージをください。

ご相談を受けた際に、「このようなことで相談してもいいのか」とためらう方もおられます。しかし、相談内容は様々ですし、発端は小さなきっかけにすぎなくても、相談者にとっては非常に重大な出来事であることもあります。

相談し、「重大でなかった」という結論となれば安心が得られるので、無駄ではありません。相談することで、これまで見えていなかった問題点が浮き彫りになることもありますし、別の要因や切り口が発見できることもあります。

疑問点があれば積極的にお尋ねください。そうすれば相談の機会をより有意義なものにしていただくことができます。

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